百合好きによる百合好きのためのレビュー

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僕の愛したジークフリーデ

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:僕の愛したジークフリーデ
・ 著者 :松山剛
・イラスト:ファルまろ
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :★★★★★★★★★☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★★

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 <百合的注意点>

・百合度:低~
・男性キャラの登場頻度:中
・  男性キャラの邪魔さ :低

 <感想など>

こんばんは!

夏になって随分と忙しくなってまいりました。日に日に忙しさは増しますが、私の現職の出勤日数も気が付けば一か月を割ってました。早いものですねぇ。この先どんな暮らしになるのかは今まで以上に未知数。楽しみでもあり不安でもあり、とはいえ基本的に楽観的な私は不安度は少なめですかね(笑)

 

さて、本日は何と珍しい、電撃文庫より「僕の愛したジークフリーデ」です。

かつて魔術師が隆盛を誇り、その後、「反魔素材」の発明で、大きく衰退を見せた世界。残った数少ない「魔術師」である少女・オットーは、旅のさなかにある一人の剣士と出会う。
 その者、「光なき」眼帯の女性剣士。
 名を『ジークフリーデ・クリューガー』。
 両目とも見えぬはずが、一瞬で野盗の群れをなぎ倒すその力に、「新種の魔術」の片鱗を見たオットーは、その力を研究したいという一心で彼女を追う。それが、身も心も《沼》に落とすことになると知らずに……。
混乱の時代に出会った少女二人の、数奇な運命を描く。

電撃文庫の小説ってものすごく久々に読んだのですが、さすが大手出版。非常に面白かったです。

お話は主人公と思われる、紹介文にもある魔術師・オットーの一人称。彼女が自分のことを"僕"と呼んでいるので、タイトルにある"僕"というのは主人公・オットーの可能性が高そう・・・かな?と思ってます(確信が持てていない)。ストーリーはほぼほぼシリアスで占められ、かなり重め。一巻の引きがすごかったので早く二巻が出てほしいですね。

主要キャラクターは女性が多めでしょうか。ただ百合度は今のところは控えめです。今後どうなるかもちょっと予想が建てられないので、そのあたりは何とも言えませんね。王国No.2の少女の、ジークに対する執着がものすごいので、個人的にはそこを長く見ていたいのだけど・・・まぁそこまで多く描かれはしないのだろうなぁ(笑)

王道のファンタジー作品で、繰り返しになりますがストーリーが非常に良かった。また非常に読みやすくもあるためかなりお薦めの作品です。とはいえ現時点では百合度は低め、また非常に重めのストーリーということで、その辺りが苦手な場合若干勧め辛いかもしれません。特に問題にしないようであれば是非読んでみてください。

それではノ