※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:さいはての終末ガールズパッカー
・ 著者 :藻野多摩夫
・イラスト:みきさい
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
<百合的注意点>
・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :低~
<感想など>
こんばんは! 今日は久々?の「まちカド」一挙ですね。どうやら二期が決まったという事で非常におめでたいことです。まちカドはなんというか、作品のバランスがすごくいいんですよね。ギャグとほのぼのといちゃいちゃとシリアスが絶妙に合わさってる。アニメも最初だけちょっと微妙に思いましたが、右肩上がりにどんどん面白くなりました。特にテンポと言葉のチョイスが神懸かってますよね。何だかんだ私はアニメ版も10周くらいはしているのですが、今日も結局流し見ちゃってます。こうやってまた夜更かしをしてしまうんだなぁ・・・
さて、本日紹介するのは「さいはての終末ガールズパッカー」。かなり久々の小説作品の紹介です。
記憶を失った自動人形《オートマタ》の少女リーナ。出来損ないの人形技師でトラブルメーカーのレミ。百億歳を過ぎた太陽が燃え尽きようとする凍える世界で二人は出会った。
「ねえ、レミ。私、もうすぐ死んじゃうかもしれないんだ」
「リーナは私が直してあげるから!」
人類の文明が滅んだ世界で、頼る者もいない。それでも壊れかけた人形の死を食い止めるため、二人の少女は東の果てにあるという《楽園》を目指す。
――きっと間に合わない。でも、最後の最後までレミと一緒にいたい。
終わりゆく世界で二人の旅は続く。
終末世界を旅する二人の少女のお話という感じなのですが、何だか最近終末世界のお話流行っていますか? 気のせいかもなのですが、よく見かける気がするんですよね。ほのぼのだったりシリアスだったりはするけど、色々と。
まぁそんな話はともかく内容のお話をします。先のお話に交えて言うと、今作はシリアスに分類されると言えます。読み始める前は人類の滅んでる世界で二人きり、みたいな感じかと思っていたのですが、僅かながらも人類は生き残っていて、終末に向かう世界で細々と暮らしています。このお話はそんな凍え切った世界で二人の少女が寄り添いながら生きていくお話です。
ちょっと何を言ってもネタバレになりそうで難しいのですが、とりあえず一つだけ大切なことを伝えておくと、この二人の間に邪魔が入る事はありません。なのでそういう意味での不安は持たなくて大丈夫です。登場人物はこの二人を込みで見ても男女比が半々くらい・・・かな? 主役二人もものすごく尊いのですが、個人的には後半に出てくる女の子がすごく好きです。その代わり道中のキャラは少し弱い・・・かも?
構成・シナリオ的にとてもレベルが高く、かなりの良作です。百合度もそこそこに高く、かなりお勧めの作品です。ただ先に記したようにシリアス度も高いので苦手な方は一応注意です。とりあえず『少女二人旅』のワードで惹かれた方は読んで間違いないと思いますので、是非。
それではノ