※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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<作品概要>
・タイトル:神城リーリャは白百合の香りに恋焦がれる
・ 著者 :ちょきんぎょ。
・イラスト:つるこんにゃく
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
<百合的注意点>
・百合度:高~激高
・男性キャラの登場頻度:極低
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
こんばんは!今日は子供の日ということで、アニメ・漫画等の創作作品内では色々なキャラの誕生日になってるっぽいですね。しかし5/5ということは、連休ももう明日でお終い。毎度のことですが、ホント一瞬でしたね(笑) 私的には久々の「メイド」と「わたてん」の一挙が楽しかったです。あとは明日でリズムを再度整えて、明後日からの仕事に影響を残さないよう努めねばなりませんね。
さて、本日の紹介作品は小説で、「神城リーリャは白百合の香りに恋焦がれる」です。
残り香だけで満足していた。
その言葉を聞くまでは――
白百合の香りを纏う明日葉に惹かれた匂いフェチのリーリャは、ある事情で退学間際だった彼女を救う。
感謝から発せられた明日葉の「なんでもする」という言葉。
それは抱き続けて焦がれすぎたリーリャの恋慕をこじらせ、愛欲へ変えさせる魔性の言葉であった――
表紙、紹介文からも分かるようにかなりえっち度の高いラノベ作品です。年齢認証が求められなかったのでタグ付けはしませんでしたが、普通にR18相当の作品だと個人的には思っています。
学園で人気を二分する二人の女性と、リーリャと明日葉。明日葉は父親の事業の失敗による借金によって学校を退学になるはずだったが、リーリャ(厳密にはリーリャに説得されたその父)によって救われる。多額の借金を一方的に解消されてしまった明日葉はその恩に少しでも報いるべく、彼女に『なんでもする』と告げてしまい―――
という感じで始まる作品です(紹介文を少し詳細にしました)。要するに「ん?今何でもするって言ったよね?」っていうアレを、お嬢様学校でやったような感じでしょうか(笑) とはいえリーリャも助けた当初は特に見返りを求めていたわけではなかったし、要求内容もいきなり過激な感じではなく少しずつエスカレートしていくので例のアレとは大分違いますけどね。
文章は少し一人称よりの三人称で、視点は主役二人を適宜行き来します。イチャイチャ度が極めて高く、時々で若干のシリアスあり。私の印象としては「その花びらに口づけを」シリーズを彷彿とさせるバランスの作品でした(えっちなところも含めて)。文章は読みやすいし、構成もバランスも丁度よく、挿絵も良い感じ。値段こそ少し張るものの、それに見合ったものを提供してくれる素敵な一冊でした。百合系ラノベとしては文句なしに勧められる作品ですので、もし値段で躊躇している方がいたら「悩まないでいいよ」と伝えてあげたい逸品です。是非ご高覧下さい。
それではノ