※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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<作品概要>
・タイトル:彼女は死んでも治らない
・ 著者 :大澤めぐみ
・イラスト:焦茶
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★☆☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :―
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
こんばんは!最近忙しさを言い訳に執筆を怠っている水城です。先日のバレンタインの日から、ノベプラで百合作品フェアが始まってるんですよね。参加条件が新作投稿なのでそもそも既存作品の継続では参加にはならないのですが・・・そのことはともかく、続き描かねば・・・。描かねばって思うのが本当はよくないと思ってはいるのですけどね。やはりとりあえずは時間がある時にフェア参加作品を短く作って、そこから再開するのがいいかなぁ。悩ましい所です。
さて、本日紹介するのは小説作品、「彼女は死んでも治らない」です。
沙紀ちゃんはいつも殺されがちな最高にかわいい女の子。わたしは普通じゃないレベルで彼女のことが好きだから、凶悪な犯人をなんどでも見つけ出してやる! と、四六時中息巻く神野羊子は、高校に入学早々、校内で蓮見沙紀の死体を発見。彼女の命を救うため、すかさずお得意の推理を巡らせる――。個性的なキャラクターと唯一無二の文体が織りなす超絶コージーミステリー!
紹介にあるように、ジャンルはミステリー。文章は上記主人公・神野羊子の視点による一人称です。一人称と言っても色々あると思うのですが、こちらは平たい文章のタイプではなく、地の文で思い切り感情を乗せてくるタイプですね(説明下手)。私の世代なら「スレイヤーズ」で通じるのですが・・・いかがでしょう。
作品内容はともかくまず一つ。百合作品ではありませんでした。紹介文だけ読むとそこの期待度が割と上がる感じあるのですが、その点は予め承知しておくのが良いかと思います。
登場人物は主人公・羊子、ヒロイン?の沙紀ちゃん、羊子の腐れ縁幼馴染・昇がメイン(というか沙紀ちゃんは毎話導入後にすぐ死んでしまうため、セリフは少ないです。なので羊子と昇のパートが基本的には多め)。途中から沙紀ちゃんのクラスメイトの乃亜ちゃんと、同じくクラスメイト(お寺生まれ)の楓ちゃんがメインキャストに加わります。ちなみに名前からもわかると思いますが、昇は男子であることを一応付け加えておきます。
作品全体は非常に綺麗な構成で、読みやすくわかりやすい文章、ストーリーになっていると思います。伏線というか、読んでいるうえでの引っかかる部分も割と明確で、読者が謎を解く!というタイプではありません。単純にキャラクター、シナリオを楽しむタイプだと思います。挿絵などはありませんが(電子版は表紙すらありませんが)、文体が軽いのでラノベ感覚でサクサク読めると思います。繰り返しになりますが作品自体はよく出来てますので、気になった方は読んでみてください。
それではノ