百合好きによる百合好きのためのレビュー

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居酒屋がーる

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:居酒屋がーる
・ 著者 :おかざき登
・イラスト:pon-marsh
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中?)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★★
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・    絵   :(表紙のみ)
・  読みやすさ :★★★★★★★★★★

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:―
・男性キャラの登場頻度:ほぼ常時
・  男性キャラの邪魔さ :―

 <感想など>

こんばんは!「神田川」めちゃくちゃいいですね。4話最高でした。特にヒロインが可愛すぎてホントもう・・・。キャラクターはどのペアもすごく良さげだし、相変わらず頭悪い所は(いい意味で)引き継いでるし、満腹ちゃんは満腹ちゃんだし。まだ見ていない人は是非見るべき。人を選ぶとは言ったけどとりあえず見てほしい。

アズールレーンは評価どうなんでしょうね?私的には割と好きなんだけど、niconicoでは不人気・・・というより低評価の様子。原作やってるかどうかでも評価分かれるのかな?とりあえず作画は十分だと個人的には思います。

 

さて、各論で挙げていくときりがないので、この辺りで切り上げて作品紹介に移りましょう。本日は小説作品で、LINEノベルより「居酒屋がーる」。

おいしい料理にうまい酒。気の合う人たちがそこにはいました。

片菊嘉穂は今日も馴染みの居酒屋『竜の泉』のカウンターで日本酒をたしなんでいた。
嘉穂の頼んだ料理が運ばれてくると、それを隣で見ていた女性が「おいしそう。私もそれください! 」と頼み、さらにその隣に座っていた女性も「わたしも便乗させてもらってもいいですか?」と続けて頼む。
ところが、それが最後の一皿だったので、残念がる二人。
「もしよかったらシェアします?」と嘉穂が持ちかけ……。
それが『竜の泉』を舞台にした三人の女性、片菊嘉穂、七瀬美月、新藤貴美の物語の始まりだった。

町のどこにでもある居酒屋で繰り広げられる人と酒と料理のシンフォニー。
あなたも今夜、居酒屋に足を運んでみませんか?

すっごく雰囲気がよく、シナリオが素敵な作品です。主役は表紙にも描かれて紹介文にも記載のある三人の女性。ちなみにみんな社会人です。基本的には『竜の泉』での食事とお酒の話がメインで、視点はお話によってまちまち。三人ともが必ず出るわけではなく、主役一人とそのお話のゲストという構図も多いです。お話は一つ一つが短めで構成されていて、この第一巻だけで21話まであります。

評価の項目からも分かって頂けているかもしれませんが、百合作品ではありませんでした。(私的に)主人公である嘉穂さんには特定のお相手はいないようですが、美月はかなりのペースで彼氏が入れ替わっており、貴美はとある杜氏さんに狙われています。恐らくそこを推した作品になる事はありませんが、その点だけ先に伝えておきます。

各話ごとに何らかのお酒・食事が取り上げられています。私は体質的にお酒がダメなのですが、居酒屋料理の類、つまみの類などは大好きなので、料理描写にはすごく惹かれます。お酒に関してもとても丁寧に描かれていますし、ご自身が居酒屋大好きという読者さんには強く薦めたい作品です。文章で料理やお酒を丁寧に描写できるのって本当に素晴らしい事で、個人的にすごく憧れます。

そんなわけで百合作品を求めている方に勧める事はしませんが、活字で良作であればヨシという方には読んでいただきたい作品。本当に何一つ文句のない素晴らしい作品でしたので、是非。

それではノ