※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:ゆりぜん~サロン白百合のあったか薬膳ごはん
・ 著者 :南部くまこ
・イラスト:東河みそ
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
<百合的注意点>
・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:低
・ 男性キャラの邪魔さ :低
<感想など>
こんばんは!今日は久々・・・かな?コミックノベル作品の紹介です。紹介作品はそう、皆様お馴染みの南部くまこ先生の新作で「ゆりぜん」です。
「大丈夫。私があなたを治してあげる」そう言った美しい人は、私の心もカラダも、あたためてくれました――新米パティシエ・みぃこは、手の震えのせいで大好きな仕事を辞めなければならず……傷ついたみぃこに手を差し伸べたのは、どこか危うく、百合のように美しい漢方医の白百合先生。おいしい料理を通して、ふたりの絆は少しずつ強くなっていって……女の仲は料理で深まる?身も心も癒してくれるあったか薬膳ごはん、さぁめしあがれ!
◆国際中医師・国際中医薬膳師監修
薬膳とはまた面白いテーマを選んだなぁ、というのが私の第一印象。それと同時に「社会人百合だ。やったぜ」ですかね(笑)
ご存知の(人もいるかもしれない)通り私は実は薬剤師の免許をもって現在調剤薬局にも努めているため、薬膳・・・というより生薬ですね。こちらには私生活からしてなじみの深い所。紹介文の注釈に「国際中医師、国際中医薬膳師監修」とあるので、多分中医学を基礎にしているのだと思います(ある程度知識のある方ならわかるとおもいますが、日本における漢方理論は『中医学』と『日本漢方』の二つがあって、少し違うのですが、語り出すと止まらないのでこの辺にします(笑))。しかし「国際中医薬膳師」ってなんかめちゃくちゃかっこいいですね。
内容以外で盛り上がっちゃいそうになっているのでお話に移りましょう。とはいえネタバレせずにシナリオを紹介しようとすると紹介文そのままなぞっちゃうのですよね。表紙からもすごく伝わると思うのですが、主人公はとにかく可愛いです。可愛い系+綺麗系の王道ペアですね。まだ第一巻(第一話)という事で二人の出会いのパートだけなので百合度は低いですが、この先ぐんぐん上がるであろうことは想像に難くありません。期待大です。
薬膳(生薬)に関しては、今回は比較的ポピュラーなものを使われています。手に入りやすいですし、試しやすいのではないでしょうか?私自身もそこそこ冷え性で特に夜の足先の冷えは尋常ではないので、こういうものも取り入れていこうかしら?しかし乾姜を自分で作るという発想はした事ありませんでしたね・・・。なるほど。
そんなわけで色々な意味で面白い作品になりそうです。百合度も今後期待できそうですし、コミックノベル形式に馴染みの薄い方もこの機にお試しあれ。単価も安いし気軽に読めますよ!
それではノ