百合好きによる百合好きのためのレビュー

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メイド喫茶ひろしま

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:メイド喫茶ひろしま
・ 著者 :八田モンキー
・イラスト:shirakaba
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:ほぼ常時
・  男性キャラの邪魔さ :中

 <感想など>

こんばんは!何だか一気に冷え込みましたね。昨晩寝ている時なんて夏場の冷房入れている時と変わりない寒さ(←?)に感じました。普通に肌着に長袖、薄手だけど布団を肩までかけて丁度いい感じ。一年通して見ると一番過ごしやすい時期ですけど、急な温度変化なので急性疾患の方が増えそうです。

 

さて、本日紹介するのは「メイド喫茶ひろしま」。少し前の作品ですがつい最近偶々知って購入したものになります。

広島にひとりの伝説の少女がいた。

真っ赤なバイク-CB400FOURを駆り、“赤ヘルの多麻”と恐れられた彼女の名前は、滝本多麻。
熊をも倒す腕っ節と、情の厚さで他県にまで、その勇名を轟かせた彼女を、突然の不幸が襲う。
育ての親でもある祖父が、東京で倒れたのだ。
祖父の治療費と、彼が営んでいた喫茶店の借金返済のため、多麻は謎の美少女、遠山葉月の助言で、メイド喫茶の経営に挑むが……。

欲望うずまく池袋の繁華街を舞台に、萌えと人情、愛とアクションが交錯するメイド喫茶ひろしま、本日開店!

スーフォアって聞くとつい真っ先に「ばくおん!」を思い出しちゃう私の事情はさておいて・・・主人公の女の子ががっつりな広島弁。広島ってあまり意識したことなかったのですけど、いいですね。この子はかなり好きなタイプ。

作中"ひろしま"の従業員は五人。表紙の二人―――主人公とヒロイン、祖父が経営してた時からの従業員、元キャバ嬢(中盤で判明しますが、性転換したもと男性)。ここまでが若い女性(?)で、あとはお祖母様。ヒロインが中々やべー奴で、かなり病的に主人公を愛しているのがいいです。主人公も好きですがヒロインはもっと好き。ヤンデレという程ではないけどガチな奴です。この子が一人で百合度を引き上げてます。

男性については"ひろしま"の常連客で、元々の従業員の子が好きな男性(裏家業系)と、その他荒くれたりしてる方々やオタクが少々。真っ当な意味でやばい方々がかなり多めに出てきます(主人公があれだけに任侠ものっぽさがある)。そんなわけで名前ありかつレギュラーな男性陣がかなり多いですが、主人公とヒロインの間に入る邪魔ものだけはいないのでその点だけは安心して下さい。逆に言うとそれ以外の女性に関してはまちまちとも言えます。

シナリオもいいしキャラ、雰囲気もいい。基本的にシリアスよりで、一冊で綺麗にまとまっていますし、特別駄目な点がありません。総じてかなりの良作だと思いますので、もし気になったら是非買ってみてください。

それではノ