百合好きによる百合好きのためのレビュー

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茶番劇

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:茶番劇
・ 著者 :りおん
・  掲載誌 :―
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結?)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★☆☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 <百合的注意点>

・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:ほぼ無
・  男性キャラの邪魔さ :―

 <感想など>

こんばんは!今回はLiLy Loveより発行の「茶番劇」を紹介します。ところでLiLy Loveさんって、商業扱いなんですかね?それとも同人的な?わからないのでタグは付けてないけどふと気になりました。

「好きだという言葉だけは言ってはならない」美人で人当りのいい珠子(たまこ)と、無表情な柚子(ゆず)は漫才コンビ『おやこどんぶり』を組んで3年、互いに特別な思いを抱いていた。しかし、コンビとして売れたいからこそ、近づきすぎることをためらい…。悩みながらも夢に向かって走り続ける2人の姿を描いた珠玉の百合!売れることよりも2人でいることを選んだ先輩コンビ『アンドボンド』がつむぐ儚い日常「猛毒が目にしみる」も同時収録!

漫才師コンビの社会人百合という事で、かなり珍しいのではないでしょうか?(少なくとも私は他に知りません) シリアス寄りの内容で、シナリオと雰囲気作りにかなり力を入れているのが分かります。私が好きなのは主役二人のうちの珠子の方。性格もいいけどビジュアルが好みすぎる。

文字は結構多いのですが少し描写を省いてるところがあるので(もちろん意図的だと思います)、行間を読む能力が若干必要になるかも。けれどその結果、すごく良い雰囲気の作品に仕上がってるのだと思っています。

また登場人物全員が関西弁というのも・・・珍しい?かな? 私は特別方言スキーというわけではないのでその辺りについて良しも悪しも感じませんが、好きな人は好きなのではと思います。逆に苦手な人もいるの・・・かな?(その辺りの機微に詳しくないです)

そんな感じで社会人百合の作品ではあるのですが、テーマが漫才という事でちょっと独特な感じの作品です。ただ心情描写とかそのあたりは、やはり社会人らしい心の動きを中心に描いてるかなと感じるので、社会人百合が好きな人にお勧めしたい作品です。大人の女性の機微や、将来についてなどそういった心の動きが好きな人は是非。

それではノ