小説
※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:私、能力は平均値でって言ったよね!
・ 著者 :FUNA
・イラスト:亜方逸樹
・投稿時点での発行巻数:9巻(刊行中)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★☆☆
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★☆☆
・ 総合 :★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 :★★★★★★☆☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:極低
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :中
<軽い紹介など>
こんばんは!最近はソシャゲの時限イベントに縛られずしっかりと就業後研修に出てる水城です。やっぱりゲームで縛られた生活はよくないですよね。・・・いつもの夜更かし?あれはゲームもあるけどアニメ・読書の場合の方が多いので・・・
さて、本日紹介するのはなろう作品でもかなりの有名作ではないでしょうか?「私、能力は平均値でって言ったよね!」です。
お話ですが、生前、人よりかなり出来の良かった(ただし秀才であり天才ではないとの事)栗原海里がとある少女をトラックから助けた際に事故死。その助けた少女が世界に介入していた神様(自称詐称)達が本来どうやっても助けられなかったはずの運命であった後の社会的重要人物だったらしく、そのお礼として記憶保持での転生を与えます。海里は生前変に能力があったせいで嫌な思いをしており、多大な特典を与えて転生させようとする神様(自称詐称)の申し出を断り「能力は平均値でお願いします!」と頼みます。しかし与えられた能力は平均値ではなく、なんと世界最強である古龍の能力のちょうど半分という大雑把(?)な値で―――
そんな感じで思惑とは裏腹に膨大な力(主に魔法を操る力)を与えられた海里→アデル→マイルの異世界冒険譚です。基本的にシリアス度は控えめで、ノリが軽くパロディネタ多めのコメディ調。もちろんシリアスはあるけどギスギスはしない程度の軽めのもので、残虐な描写も真実リアルにかけばやばい感じでもギャグっぽく描くので重い雰囲気はあまりありません。
この作品が好きになるかはこの作品のノリが合うかどうかにほぼすべてが掛かっていると思います。先に述べた様に雰囲気は基本的にギャグ調でテンション高めで綴られています。この辺り試し読みレベルだと判断できるところまでいかないので、場合によってはwebで読むのもありかもしれません(私はwebで一切読んでいないので保証はしかねますが)。若しくは一巻だけ買って読んでみて、それで決めるといいんじゃないかなーと。
百合的要素はほぼ皆無。ゼロとまでは言いませんが、百合を期待している方は間違いなく満足出来ません。特に主要四人(主人公含む女性四人パーティ)は普通に異性愛者ですし、今はハンター生活優先していますが結婚願望もそれなりにあります(恐らく作中でそこまで描かれることはないでしょうが)。男性登場人物も多く、四人だけで行動している時以外はほぼ常にいるものと思って下さい。相手にされませんがアプローチも多いですし(むしろ常に狙われているくらい)、これはもうそういうものだと思って読むのが前提になります。
普通に異世界転生物、女の子のチート物が好きな方で、百合作品とは分けて読み物が好きな方向けと言えるでしょう。
漫画
※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます
<作品概要>
・タイトル:私、能力は平均値でって言ったよね!
・ 著者 :ねこみんと
・ 掲載誌 :アース・スターコミックス
・投稿時点での発行巻数:3巻(刊行中)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆
・ 構成 :★★★★★☆☆☆☆☆
・ 世界観 :(小説準拠)
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★☆☆☆
・ 総合 :★★★★★★☆☆☆☆
・ オススメ度 :★★★★★☆☆☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:極低
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :中
<感想など>
続けて漫画版の紹介です。
個人的意見ですが、漫画版は・・・あまりお勧めできません。理由ですが、絵は下手ではない、というかキャラは可愛いのですが、ちょっと雑な事が多いのと、動きのある絵が苦手っぽい気がする?また普段の可愛いバージョンじゃないときのキャラの顔の描き方がちょっと今一つな印象
あと、序盤の展開・・・というか見せ方をアレンジした理由がよくわかりませんでした。漫画家というより編集のせいの可能性もありますが、一番初めの大事な所を謎の回想方式で後に入れた理由がよくわからないし、もしやるのであればいっそパーティ結成後の活動中を一話にすべきだったのでは?と思います。
最後に進行がやけに遅いような気がします。進行が遅いというのは一話当たりを丁寧にやっているという意味ではなく、かなり早い段階でコミカライズしたにもかかわらずまだこれだけしか出てないの?という意味で。内容のスピード(一話当たりの進行度)で言うなら説明不足感満載なので、原作を読んでいないとちょっと理解できない部分があるくらいの速さではあります。
結論として、原作を買った方がいい。そんな感じでした。
まとめて
わかりやすいなろう作品だと思います。同作者の「ポーション」と「金貨」よりは個人的には好きかな(ポーションは単純に作品の方向性の問題でやめただけですが)。
出来がいいと言えるかどうかは多分普段どんな本、特に活字を読んでいるかで変わってくると思います。文章力はそこそこなので悪くはないのですが、いわゆるラノベ的なノリや描き方が嫌いな人には合わないかも。私はまぁその辺りは割と広く受け入れられるので大丈夫なのですが、単純に作品自体がそこまで好みではなかったかな? 同じ異世界転生チートならやはり「くま」の方が個人的には遥かに好きです。多分テンポとキャラかな。
アニメ化企画もかなり前から進行していて、発表のタイミングの割には遅いですが、まぁ頓挫はしないと思います。その内に世に出る事でしょう。漫画の方は上記の通りちょっとあれですが、原作の方は私は引き続き買う予定です。ただちょっと、例によって値段が高めなので気軽にお薦めはし難いですね。ちなみに私はDMMの50%還元の時に狙って買うようにしています。
百合度も低いのでこのサイト上ではちょっとお勧め度は低めですが、異世界チート物が好きな方は試しに読んでみてください。もちろん原作を(笑)
それではノ
※ちょうど原作一巻がお安めになってますね。気になる方はこの機に買ってみてください。