百合好きによる百合好きのためのレビュー

このサイトは百合好きによる百合好きのためのレビューサイトです。もし購入をためらっている商品などレビューしてほしい作品がある場合コメントにお願いします。所持している場合は再読して優先的にレビューを行います(未所持の場合は作品次第となります)。また百合作品の情報提供も随時お待ちしております。

セントールの悩み

漫画(原作)

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

f:id:you_mizushiro:20190101030203j:plain

※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます

 <作品概要>

・タイトル:セントールの悩み
・ 著者 :村山慶
・  掲載誌 :リュウコミックス
・投稿時点での発行巻数:17巻(刊行中)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :★★★★★★★★★★
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★☆☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★☆☆☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:高
・  男性キャラの邪魔さ :中

 <感想など>

明けましておめでとうございます!いよいよ西暦は2019年、日本では元号の変更も間近ですね。ここ二日ほど更新が開いてしまい申し訳なかったです。ちょっと実家に帰省していた・・・のではなく、単に体調を崩していました(汗) 今年は自分の体調を気遣う一年にしたいですね・・・なんて、この更新時間ですが。

さて、本年一発目に紹介するのは「セントールの悩み」です。特に理由はないのですが、強いて言えば最近niconicoのdアニメで見放題追加されて見返したから・・・でしょうか。

この「セントールの悩み」、ご存知の方はわかるでしょうが、かなーりアクの強い作品です。基本的に日常作品(だと思われる)のですが、とにかく黒いというか、闇が深いというか・・・ある種のディストピアのような世界観のお話です(或いは私達の世界こそがディストピアになるのでしょうか)。

ジャンルとしてはSFかファンタジー、或いはそのミックスです。この世界では"人間"は複数の形態として存在するのですが、その一つ、"人馬型"である主人公・君原姫乃を中心とした日常物・・・です(ちなみに"セントール"とは、耳なじみのある言葉で言えば"ケンタロス"のこと)。基本的には日常物なのですが、結構な頻度で戦争の話だの政治の話だのが絡んできます。なのでこの辺りで好みが大きく分かれるかなーと思われます。

絵に関しては表紙はすごく綺麗ですが中はそこまで・・・です。でもさすがに17巻続いているだけあって、後半どんどん上手くなっていくので、その辺りは序盤で見捨てずに・・・といったところ。あと姫乃のお胸がどんどん大きくなっていく・・・。

百合度はそこそこ。男子(男性)の登場はものすごく多いですが、今のところ姫に男が接近したりはないです。また女性同士のカップルが普通にいるので、その辺りも個人的に良かった(この辺りも形態間差別と同じで表立って避難したらまずいとかそういうのなのだろうか・・・)。

 アニメ

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※記事にネタバレを含む可能性があります

f:id:you_mizushiro:20190101030541j:plain



※画像クリックで公式サイトに飛びます

 <作品概要>

・タイトル:セントールの悩み
・ 監督 :紺野直幸 総監督:追崎史敏
・ 制作 :絵梦

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・  脚本  :★★★★★★★★★☆
・  世界観   :★★★★★★★★★★
・  雰囲気   :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・  作画  :★★★★★★★☆☆☆
・   ボイス  :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:中~高
・  男性キャラの邪魔さ :中

 <感想など>

アニメ版ですが、こちらは原作をかなりマイルドにした作品となってます。設定やシナリオ、使われているお話などは全て原作に準拠したものなのですが、原作の黒い部分をかなり控えめにしているので、漫画に比べれば間口は広い・・・かもしれません。

日常部分にクローズアップされているので、原作より僅かに百合度も高め。また序盤は作画もかなり良く、冒頭のキスシーンも最高でした。途中から作画が落ちてきてしまったのが非常に惜しかったですね(美術館デート・・・)。

あとはアニメ化でよくある原作エピソードの合体や組み換えはいくつかありますが、個人的にはよくできていたと思います。

内容そのものは全て原作にあったもの(のはず)なので、特にこちらで触れることはないかな。あ、OPEDが最高です!

総評

とにかく人を選ぶ作品だと思います。個人的にはアニメがやはり見やすいと思うので、まず触れるならアニメ版がお薦め。その上で「これは好みの作品だな」とか「もっと深く世界観に触れたい」と思うのであれば、原作を買うといいかなと思います。アニメ版で見え隠れする黒い部分に興味を惹かれるか否かが分かれ目かと。

個人的には非常に大好きな作品で、アニメに至っては何だかんだで6-7周くらいはしている程なので、皆様も気に入っていただければ幸いです。

それではノ