※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:スーパーカブ
・ 著者 :トネ・コーケン
・イラスト:博
・投稿時点での発行巻数:3巻(刊行中)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★☆☆☆
・ 構成 :★★★★★★★☆☆☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★☆☆
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★☆☆☆
・ 総合 :★★★★★★★★☆☆
・ オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:低
・ 男性キャラの邪魔さ :低
<感想など>
今回紹介するのはスニーカー文庫の「スーパーカブ」。
スニーカーと言えば昔からあるラノベレーベルの一つですが、私の子供時代を支えたのがまさに冨士見ファンタジア文庫・角川スニーカー文庫・電撃文庫です。
中学に入ってすぐかの有名な「スレイヤーズ」をクラスの友人に借りて読んで以来、ブックオフが親友となった私は中学高校の間におおよそ2-3000冊ほどのラノベを買って読みました。当時は子供だったので、新刊で買うのは本当に好きな作品、作家さんだけにしないとお金がもたなかったんですよね・・・今はもう大人なので試し読みですら通常購入ですが(笑)
まぁそんな昔のことはさておき・・・
この作品はタイトル通り原付の最高傑作と名高い(?)ホンダ・スーパーカブのお話です。主人公・小熊は両親がなく、友人もいない。趣味もない。そんな「ないないの女の子」でした。それがある日登校中に見かけた原付が妙に頭に残り、なんとなく中古バイク店に向かいます。そこで店主から格安でスーパーカブを譲り受けることになって・・・
カブに乗って徐々に世界が広がっていく小熊。それとカブに乗り始めた事で出来たクラスメイト・礼子との付き合い。そんな小熊とカブの小さく、広い世界の物語です。
この作品のおすすめポイントは「雰囲気」と「キャラクター」です。淡々とした空気で少しずつ進んでいく物語と、小熊と礼子というまるで親しくないのに、でも気の置けないような二人の関係が読んでいてとても穏やかな気分にさせてくれます。
そしてイラスト!イラストが素晴らしい!私この人の描く絵大好きなんですよね・・・この人の漫画で「明日ちゃんのセーラー服」という作品があるのですが、本当に大好きなのでこの次の記事にしますね。
また脇に逸れましたが、とにかく空気感の良い作品なので是非一度読んでみてください。またこの作品はコミカライズされているので、「活字はなかなか・・・」という方にはそちらをお勧めします。あ、もちろん原作が気に入った人もね!漫画版もかなりいい感じなので。
百合度はそこまで高くはないですが、「少女とバイク(原付)」という組み合わせが気に入った人は是非。
それではノ