※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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<作品概要>
・タイトル:センセイのジジョウ
・ 著者 :楠見らんま
・ 掲載誌 :主任がゆく!スペシャル
・投稿時点での発行巻数:2巻(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★☆☆☆☆
・ 構成 :★★★★★★☆☆☆☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★☆☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★☆☆☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★☆☆☆
・ 総合 :★★★★★★★☆☆☆
・ オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:高
・男性キャラの登場頻度:中
・ 男性キャラの邪魔さ :低
<感想など>
今回はぶんか社さんからです。試し読みを見てもらえればわかると思うのですが、ここの掲載誌の独特の色が出ているかと思います。
この作品は大学の先生である安藤千明と漫画家の先生・布施奈々、二人のセンセイの同居物語です。つまり社会人百合です。
いいですよね・・・社会人百合。JCやJK、はたまたJSものなんかももちろん好きですが、やはり大人の女性はいいものです。しかもこの二人は片方がノンケの組み合わせ。分かりますか?
このサイトを見てる方なら分かる事でしょう。
そもそも社会人百合の最大の特徴は百合が完全に同性愛レベルになっているものが多い事だと思います。その時カップルのどちらもがそうであり、いわゆる「ふ~ふ」になっているものももちろん良いのですが、片方だけが思いを寄せており、もう片方は友情と思しき感情しか見えないというのもとても素晴らしいものです。
これは別に社会人百合に限って登場するパターンではないのですが、これが学生以下の年齢である場合、「この恋が友情で終わっても、この子にはまだいい人が現れるだろうな」という感覚が残ります。しかしこれが社会人になると、「この人はここで結ばれなければ或いはもう独りのまま、友情だけを胸に生きていくのでは」という焦燥感のようなものが生まれるのです(本人がどう思ってるかは別ですよ?)。
そんな、成熟した大人の達観というか諦念というか、そういったものが見られるのも社会人百合の良いところだと思います。
そんなわけで「センセイのジジョウ」貴方もぜひ、一緒に彼女たちの幸せを祈りましょう。
それではノ